神宿橋について

2018年11月4日、大分県豊後大野市犬飼町柴北へ行った。そこは小さい村だが、昔ながらの風景や美しい川や森が残っており,日本の歴史を感じられる特有の建物もあった。そのなかでも私は印象的だった神宿橋に注目してみた。

神宿橋は大正9年1920年)落成した。長谷から犬飼町への主要な道路で、昔は木橋だった。しかし度重なる台風や川の増水等の災害によって破損したり流失したりしたので岩で掛け替えることにより今の橋になっていると地元の方から伺った。今は豊後大野市指定有形文化財に登録されている。しかし最近はあのような古き建物を保存したり、整えるための支援金が政府から出ないでいるので何も出来ないでいるらしいと伺った。これについて私はこの体制についてちょっと考えを改める必要があるのではないかと思う。

この現実を実際に現地に赴いた私としてはこの村を復興して、元気を取り戻してほしいと考え、それを可能にするかも知れない方法を2つ考えた。

まず1つめに柴北川とのつながりからフォトスポットとしてアピールすることである。そもそも橋こんな建物、立派な、特別な橋はともかく、普通な橋なら一般人を魅力させるアピールポイントはあまりないと思うが、神宿橋の周りには素晴らしい大自然、綺麗な柴北川がある。素敵な環境と歴史がある神宿橋と組み合わせなら、一つ魅力ある写真スポットが誕生させることが出来るだろう。しかし橋に雑草やツタが生い茂っているせいで立派な橋がみすぼらしく見えてしまっているように現地で実際に見て感じた。フォトスポットにしていくためにはツタや雑草を抜き、橋の掃除やメンテナンスを行うことで橋に特別感を出すことが大切である。そしてこんなにきれいになった素敵な風景をインターネットやSNSを通して全世界に発信することで、柴北の魅力をみんなに伝えることができるはずだ。

2つめに歴史的背景を前面に押し出していくことで 神宿橋のような日本固有の文化や伝統を感じられる観光スポットとして紹介することである。私はこのような日本の歴史を感じさせる建造物は外国人には非常にいい観光スポットとして宣伝できると考えた。例えば、 神宿橋の独特な所は何か、この橋にだけ使われた様式はあるかといったこの橋ならではの特徴を分析し、風や雨にさらされているのになぜ100年近く昔のまま壊れないでいるのかのかといった建築的な観点等、色んな観点から見て紹介する方法もあるのではないか。そして日本に深い関心を持っている外国人も多くいる。なるべく彼らの目にとまるように大分県の情報誌や近くの道の駅の観光案内所のような場所で神宿橋の素晴らしさを伝える記事を書いて掲載すればきっと興味を持ってもらえてそこから柴北の様々な素晴らしさに気づいてくれることだろう。

それと、日本人の関心が必要だろう。日本人にとっては「あんな橋なんてどこにでもある普通の橋じゃない?」という風にみたいに見えるかもしれない。そんな認識を変えるためには一体どんな方法で 神宿橋を宣伝すればいいのかも考えてみるべきだと思う。認識が変われば 神宿橋 みたいな日本の歴史が生きている建物を守るための人や団体が増えるかもしれない。

日本には 神宿橋 のような建物が多いと知っている。我々が少しだけ関心を持てばその関心が大きな結果となって現れるのではないのかと期待して見るのもよいかもしれない。

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ユー、キム、tom_socialoita974